宮田先生のリハビリ教室

宮田先生のリハビリ教室

宮田和政先生

 1975年京都市生まれ 理学療法士

長年、医療介護の現場に従事され2015年より、さんさん訪問介護リハビリステーションを経営

事業の内容は訪問介護ならびに訪問リハビリです。詳細は下記ホームページをご覧ください

ホームページ:https://sunsunreha.com/

 

 リハビリ等のご質問があれば、E-MAIL kyo.pd.tomo@gmail.com   

 FAX0758222691 でどうぞ。ホームページ上で回答させていただきます。

 

質問1(京都市 K.O)

  妻が数年前からパーキンソン病を患い、すくみ足がひどく、歩行が困難になっています。何か対策はあるのでしょうか?

 

回答 

 パーキンソン病の特徴である すくみ足 についてですが、原因としては大きく二つ。バランス機能の低下と転倒に対する恐怖心が考えられます。恐怖心に対する対策はまた別の機会に説明させていただくとして、バランス機能低下によるすくみ足について、その対策をお話しします。足を出す動作は瞬間的に片足となります。片足になる時間が短ければ短いほどバランスを保つ時間が少なくなるため 急いで足を出そうとすること このことがよりすくみ足を助長していると考えます。対策としては 片足立ちにならない!! です。足は大きく出すことも丁寧に出すことも意識する必要はありません。すり足で地面との接触を維持しながら出すようにしてください。すり足は悪い!転倒に繋がるとよく耳にしますが、それはすり足で不意に地面の凹凸等に、引っ掛けることにより生じるバランス不全であって、すり足=悪い歩き方 ではありません。無理に足を上げようとせず、すり足上等!! の気持ちで足を出してみてください。

 

質問2 (京都市 K.O)

 妻の話す内容の理解が難しくなっています。対策をご教授ください。周りのものが気をつけることはあるのでしょうか?

 

回答

 話す内容の理解が難しい要因として考えられるのは

①発声・発話の混乱  声のボリューム 声がかすれる 唾液の貯留

②話す内容の混乱   話すべき情報の整理が困難

  大きくは上記の2点に集約されると考えます。

①については特別なトレーニングが必要でありますので、本日は②についての対策をお話しさせていただきます。まず、ご本人にできるだけゆっくりと話してもらうことと、ご本人の気分を害する可能性はありますが、話の聞き手側が会話を 区切る 必要があります。ご本人様は会話中、聞き手の理解が追いつくまでに次の話題に移られ、互いが話の要点を喪失してしまうことがよくあります。しっかりと話を区切り、一つの話題に対して一つの回答をする。根気が必要ですがこのような努力が必要かと考えます。 

一概には言えないのですがパーキンソン病に罹患されるとコミュニケーションをとる相手側の 表情や言葉の抑揚などによる微妙なニュアンスの違いを察知することが困難化しているように感じます。遠回しな表現や比喩はできるだけ使用せず、聞き手はできるだけオーバーリアクションでの意思表示、感情表現を心がけてみてください。